2008年05月30日

純情ロマンチカ2巻

 純情ロマンチカ(2) (あすかコミックスCL-DX)を読みました。

今のところ、純情ロマンチカと純情エゴイストの二つの話が平行して続いています。
この二つの話の微妙なリンクが「鬼の上條」というフレーズでピンと来ました。
が、そんな話のリンクもそれぐらいで、今回はそれぞれの話が互いに絡み合うことはありません。

絡み合うといえば、男同士の絡みは普通にありました。
絡みで言えることは、それぞれ恋人同士で必ず絡んでいます。
恋人以外で絡むことがないというのは、恋人同士の愛を確かめ合うということのようで、この純情ロマンチカ(2)は、お互い(というか主に受けの人)が相手に対して不信や疑いなどを持ち、それが大きくなりやがて爆発し、相手から離れようとしたり断ち切ったり暴力的になったりしながら、結局は元の鞘におさまるという話の展開だと思います。

話の展開はいかにもよくある感じで王道なんですが、その表現方法が「うまいなぁ」と思わせますね。
この純情ロマンチカ(2)の中での僕のお気に入りは、弘樹が雨の中で野分を待つシーン。
よくあるパターンだと思うんですが、なぜか心打たれます。
何なのでしょうね。
posted by crkhn136 at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー

2008年05月27日

純情ロマンチカ1巻

 僕もようやくこの純情ロマンチカ (あすかコミックスCL-DX)を読み始めました。

この純情ロマンチカの1巻だけをまず読んだのですが、この1冊にものすごくいろいろなものが詰まっていると感じました。

身代わり、嫉妬、プライド、素直になれない、羞恥心、独占欲などなど、人の感情や思いがこれほど多岐にわたって描かれているというのがすごいなぁと思いました。
さすが、BLを代表する作品ですね。

純情ロマンチカという題名ですが、この1巻の中身は純情ロマンチカと純情エゴイストという作品です。
そして、この二つの作品が微妙にリンクしているのが良いですね。
この先、このリンクがどういう展開になっていくのかも楽しみです。

僕がこの1巻で一番印象に残ったのは、純情エゴイストの中でプライドの高い弘樹が花屋の店員の野分を喫茶店から見張っているという場面です。

男の僕でも、「あぁ、分かるなぁ〜」と思いました。
自分も、もしものすごく愛おしいと思う人がいれば、気になってその人を監視(語弊があるかもしれない)しに行ってしまいそうな気がします。

ただ、おそらくほとんどの人がそういうストーカー気質を少なからず持っていて、それをうまく作品の中に表現しているのがこの作品だと思います。
つまり、読者の心の奥底にある欲望を、自分の代わりに作品中のキャラクターがしてくれているというのが、キャラクターや作品に対する愛着だとか同情のような気分を引き立たせているのではないかと僕は思います。

内容的にとても厚みがあるので、そりゃ1巻だけで終わる作品じゃありませんね。
そして、とても人気がある作品だというのがこの1巻を読んだだけでよく分かりました。
とっとと次を読まないと。
posted by crkhn136 at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー

2008年05月23日

妄想少女オタク系



妄想少女オタク系(アクションコミックス)」は、マンガ雑誌コミックハイ!に連載されている腐女子を題材にしたラブコメディマンガです。

これがなかなか面白いです。

ラブコメディマンガですが、コメディの部分がとても大きいです。
BLを好む女の子についてよく理解でき、なおかつ面白いので、ついつい読んでしまいます(別に読んではいけないわけじゃないですが)。
そして、勉強させていただいております。
…もちろん、このマンガの内容だけを鵜呑みにはできませんがね。
posted by crkhn136 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 腐女子

2008年05月22日

てのひらに、はなのさく

 てのひらに、はなのさく (ディアプラスコミックス)を読みました。

僕が今まで読んできたBLコミックの中で一番変わった物語。
異空間に連れ去られたような不思議な感覚を味わったのはこれが初めてだと思います。
おそらく、普通なら、攻めも受けもそれなりに互いに好意を表すものだと思うのですが、受けである丸木の心がいったいどこにあるのかよく分かりません。
果たして、丸木は竜崎のことを好んでいるのか否かがはっきりしないのです。
かといって、表向き嫌いという態度をとるようなツンデレでもない。
そういう喜怒哀楽や好き嫌いという気持ちや表情が読みにくいので、読者としては「何だこれは!?」という気分になると思います。

特に、このコミックに収録されている「明聖テクニカル猫パンチ」は、なおいっそうよく理解できません。
てのひらに、はなのさく」と同じく、キャラクターの心情がつかみにくくされていて、またその物語の設定も常識を超越した理解しづらいものになっていると思います。
本当に…何がなんだか…。

てのひらに、はなのさく」に戻ると、話は静かに展開していきます。
そして静かに絡みのシーンへとつながっていきます。
絡みは少なくもなく多くもなく、普通にあると思います。

ちょっと変わったBLコミックを探している人向けかもしれません。

僕にはちょっと難解なお話でしたね。
posted by crkhn136 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー

2008年05月21日

江崎家へようこそ

 江崎家へようこそ (ビーボーイコミックス)を読みました。

4人の男兄弟のお話です。
それぞれの兄弟に独特の個性があって、それぞれのキャラがうまいこと絡み合っている感じがします。
今のところ、長男と末っ子の二人の関係と双子の関係が良い感じです。
長男と長男の通う学校の教師との関係もありますが、僕としてはこちらの関係を膨らましてほしくないですね。
教師の強引な感じが僕には合いません。
ヒール役としての教師であってほしいと思うのは僕だけでしょうか。
僕としては、この4人兄弟の関係がより強固になることを願ってやみません。

この江崎家へようこその最後は、なんだか含みを持たせた終わり方をしています。
「この物語は続くの?」というレベルじゃなく、「この物語の続きを早く読ませろ!」という感じの終わり方。
双子の関係、先生と生徒の関係、長男と末っ子の関係、すべてにおいて解決されていないのですから、当然なんですが。
だから、このコミックを一通り読み終えて、僕は釈然としませんでした。

この物語のちゃんとした結果をおそらく読者皆が望んでいるはず。
早く、続きが読みたいです。
posted by crkhn136 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー

2008年05月19日

初めての純情ロマンチカ

 このサイトの上部にある、アマゾンのくるくるウィジェットの広告などでその存在の大きさはうすうす分かっていたのですが、BLマンガ純情ロマンチカについては今までこのサイトで僕は触れてきませんでした。

純情ロマンチカを今まで僕が触れてこなかった理由は、現在10巻もあって一気に読むのがちょっとめんどくさかったり…(それじゃいけないんですけどね)。

で、今回純情ロマンチカに触れたのは、テレビアニメで放映されているのを今頃になって気づき、それを見ましたので。

僕が見たのは第5話の「会うは別れの始め」。
途中から見たので、登場人物の関係性などその話の設定を探りつつの視聴でした。
僕の感想は…「ん、おもしろいのかも?」というあやふやな感じなんですが。
アニメの第一話から見るのはもちろんのこと、原作のコミックスもすべて読まなきゃいけませんね。

純情ロマンチカについて書かれているウィキペディアも読んでみました。
僕が注目したのは、「それぞれ主役が異なる3つの物語が一部リンクしあいながら同時に進行している」という点。
こういう物語の進め方は、僕はとても好きです。
「話はこことここがつながるのか!」とハッとさせるような話のつなぎ合わせに魅力を感じます…と、実際に原作を読んでいないので本当にそういうふうな話の作り方なのか分かりませんが、少なくとも僕は読んでみたい気になっています。

とにかく、純情ロマンチカの存在を無視するわけにはいかないのであります。
posted by crkhn136 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | BL各論

2008年05月12日

OH!MYメイド

 OH!MYメイド (カルト・コミックス X-kidsセレクション)を読みました。

このコミックは大きく二つの作品に分かれます。

OH! MyメイドからOH! Myドクターリターンまでの舞台は同じで、その中に出てくるいろいろなキャラクターにスポットが当たるオムニバス。
基本的に主人とメイドのお話。

きみといる魔法は、OH! Myメイドとはまったく別の作品ですが、なんとなく同じ舞台の話のように錯覚しました。
魔法が出てくるファンタジーです。

このコミックで初めて僕はショタという作品を読むことになりました。
年少の男子というのは、男っぽさがあまりなく、女性っぽく見て取れるという点で、男性にも読みやすい作品かもしれません。
僕もすらすら読めてしまいました。

作品中では、年少の男子が主人などの年長の男子に対して気を引こうとしてがんばる様がとても健気で、かわいらしく思いました。

一つの話ごとに必ず絡みのシーンが入っているので、絡みを好む人にとっては期待できる内容だと思います。

ショタでメイドでツンデレが好きな方にはオススメだと思います。

本編と関係ないですが、このOH!MYメイドで使っている紙は、ほかのコミックスに比べて硬めなので、少し読みにくいかもしれません。
posted by crkhn136 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー

2008年05月09日

BLはブームというより文化

BLはもはや一つの文化だと思います。

池袋東口のことがテレビや雑誌で取り上げられる時に、「今やBLはブームだ」と言うことがありますが、ここまで来たらもはや文化だと思います。

ブームというのは一時的に盛んになるものです。
BLの歴史というものは10年以上続いているわけで、それだけでもうブームという範疇のものではないですね。

また、BLを好む方々の熱意が半端なものではないということ。
それは本屋に並んでいるBLコミックや小説の多さを見れば、それだけたくさんの需要があるというのが見て取れます。
その出版レーベルの多さもかなりのものです。
BLはすでに一大勢力であります。

男子と男子の関係を見て良い気分になるというのは、おそらく今まで禁忌な文化だったのでしょう。
それが今や世間に認知され、一つの文化として表に出てきているわけです。

血気盛んなBLの勢いが、これからどんどん衰退する分野とも僕には思えず、一つの堅牢な文化ができあがったのではと思っています。

禁忌で性的なものが絡む文化は、社会通念上よろしくないものだと分かっていても、パチンコや競馬などのギャンブルがなくならないように、そう簡単には消えないでしょうね。
posted by crkhn136 at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | BL総論

2008年05月07日

走れ!王子様

 走れ王子様 (ビーボーイコミックス)を読みました。

以前読んだ従者とオレ様 (ディアプラスコミックス)と同じ作者である、やまかみ梨由さんの作品です。

この走れ王子様も、王子と従者の話です。
こういう王子と従者の話は、やまかみさんの得意分野なのか?と思いました。

徐々にラク王子が従者のデューンに惹かれていくのが自然でした。

話の内容は、コミカルに描かれている部分とシリアスに描かれている部分が幾重にも積み重なっていて、読み手を飽きさせないようにできていると思いました。
また、急転直下な話の展開があり、「この後どうなるんだろう?」と思わせるのが憎いところですね。
そういった読者に対する裏切りがとても心地よく感じさせてくれました。

絡みは本編で少し、番外編で少しという感じで、濃厚な絡みはありません。

2001年に出来上がった作品ですが、僕は古臭さを感じませんでしたね。

走れ!王子様 完全版 (双葉文庫 や 21-3 名作シリーズ BOYS LOVE)が現在出ているようです。
posted by crkhn136 at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー

2008年05月01日

通り抜けできません

 通り抜けできません (花音コミックス)を読みました。
これもオムニバス形式で、いろんなお話があります。

ほとんど、スーツ系のサラリーマンのお話なので、スーツが大好きという人にはうってつけでしょう。

一部、猫耳の作品が入っていたりして、和ませてくれます。

このコミックの題名にもなっている「通り抜けできません」の攻めと受けは、どっちがどっちなのかちょっとわかりかねます。
一応僕は、攻め後藤・受け石井というふうにしましたが、これは読み手の判断にゆだねられるものだと思います。
おそらく、ほぼ対等な関係だと思います。

「通り抜けできません」も良い作品だと思いますが、僕はどちらかというと「秋になれば君は」「冬を愛する人ひと」「春を待つ頃」の三部作のほうが好みです。
男に興味がない永田が、先輩の藍谷に対して興味を持つようになる流れがとても良く、題名にもなっている季節の移り変わりがうまくその恋の移り変わりとマッチしていて、感動すらおぼえます。

コミック全体として、絡みはあまり多くないですが、とても快い気分になれる作品だと思いました。
posted by crkhn136 at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー