2008年11月21日

男子高校生新婚物語

 男子高校生新婚物語 (ビーボーイコミックス)を読ませていただきました。

この男子高校生新婚物語は、マンガ編を水樹カナさん、ノベル編をあすま理彩さんがそれぞれ描いて(書いて)いるという変わった趣向のコミックです。
僕は、この男子高校生新婚物語のようなマンガ・ノベル混合のBL本と初めて出会いました。
なので、ちょっと自分の度肝を抜かれましたね。

概略は、ひょんなことからの真木先輩と結婚した後輩榛名の物語。
高校生の男同士が結婚するということは、実際のところありえないんですが、夫婦生活のお話です。
おそらく、養子縁組のような感じで籍を入れたということだと思いますが、相当無理のあるお話です…その辺はご容赦。

設定におおらかさがあるからなのか、それほど深刻な出来事はなく、結構軽く読み進めていくことができると思います。

また、絡みの部分が多いので、そちら方面に興味がある方にはよろしいかと。
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2008年11月13日

下宿日和

 下宿日和 (キャラコミックス)を読ませていただきました。

このコミック下宿日和の表紙を見た瞬間、管理人が住人に次々と手をつけるような、ハーレム状態の漫画なのか?と想像しましたが、そうではなく、藤の木荘という下宿の管理人の藤巻正親とその下宿人の一人である蔵屋恵の恋愛話であります。

ほかにもいろいろな住民が出てきますが、基本この二人の話がメインです。

物語の流れはなかなか真面目。
いろいろなところに話の手がかりとなるものを忍ばせていて、読ませる物語だと思います。

また、男同士の絡みの部分がほとんどなく、また相当にあっさりとしています。
そういった絡みを所望する人にとっては物足りないかもしれません。

ただ、物語がしっかりしているので、おそらく不満な気分にさせる内容ではないはず。
主人公の蔵屋恵が管理人さんに惹かれていく心の移ろいがとても面白く、またこの藤の木荘という下宿先と下宿人の運命はいったいどうなるのかというのもドキドキさせてくれます。

軽く読める作品ですが、できれば熟読してほしいと思いました。

最後にあえて苦言を呈すると、この主人公二人だけでなく、その他の住人の話ももう少し見たかったです。
できれば、そちらの外伝的な物語も期待します。
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2008年10月17日

運命の華

 運命の華 1 (1) (花音コミックス Cita Citaシリーズ)を読ませていただきました。

少し魔法の使える平凡なサラリーマン中村有希と、許婚とされていた薛春燕とのラブストーリーです。

物語は偶然にも有希が春燕と出会うところから始まります。
話の展開はものすごくありがちなオーソドックスな感じです。

その後、その二人の話になっていくのですが、物語のほとんどが絡みの話です。
物語の設定上、どうしても絡みについて触れざるをえないんですが、それにしても「セックス」という言葉が乱発されていて、ちょっと引いてしまうかもしれません。
僕は「これは、TVアニメ化は完全に無理だな…OVAも厳しそうだな」といらぬ心配をしてしまいました。

絡み以外の物語については、ギャグっぽいところも多く、運命の華という重そうな題名とはうらはらに、それほど深刻な話ではありません。
軽いタッチで、空き時間にふんわりと読めそうなマンガだと思います。
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2008年10月09日

海賊 ★ ゲーム

 海賊 ★ ゲーム (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

この海賊 ★ ゲームは、三つの物語からなります。

王子様vs料理人 李淵×紅玉
…海賊に囚われの身となった王子李淵と海賊の料理人である紅玉との物語

海賊vs副船長 蘇芳×六花
…新たに加わった海賊蘇芳とその副船長六花の物語

音楽家vs家出少年 紗那×久遠
…海賊に成り下がった音楽家紗那と復讐を決意した家出少年久遠の物語

コミックの題名どおり、海賊が活躍する中世をイメージした物語だと思います。
キャラクターの名前からして、舞台は中国あたりではないかと思います。
ちなみに李淵という名前は中国の唐の初代皇帝の名前と同一です。

僕はこのコミックの読み始めがちょっと難しく感じました。
キャラクター設定がつかみにくく、いったい誰がどの名前なんだろうかとあたふたしましたが、読み進めていくうちにわかってきました。

三つの物語とも受けの人が主人公です。
そしてその三人とも健気にがんばっています。
少し話に無理があるなと感じたりしましたが、そこはその健気な三人に免じて目をつぶることとしました。

絡みは、それぞれの物語にあります。
ソフトでもなくハードでもなくといったところでしょうか。

主人公の三人以外にもキャラクターはいるので、そちらの方々の話も読みたいと思いました。
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2008年10月03日

満月物語

 満月物語 (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

この満月物語は、2001年にZERO COMICSから出版されていて、その再録がこのコミックのようです。

物語は、平安時代の貴族のお話。
藤原隆明や藤原成人やかぐや姫(笑)などの登場人物が織り成す痛快時代劇(?)。

僕としては、こういう時代物を読むのは、おそらく初体験だったので、少し抵抗がありましたが、そんなことはお構いなしで、一気に読めて、かつ面白かったです。

最初に謎を振っておいて、徐々にその謎が明らかになる物語の流れは読者を飽きさせませんね。
シリアスな場面もあれば、ドタバタコメディーもあったりとメリハリの利いた展開はいっそう読者をひきつけると思いました。

この満月物語は、BLコミックの範疇ということなんですが、いっさい男同士の絡みは出てきやしません。
絡みゼロです。
ですから、攻めや受けという区別はなく(僕は、隆明が攻めで成人とかぐや姫が受けだと思いました)、そういったものを求める読者にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

でも、物語としては最高に面白いです。

どこか純情ロマンチカに通ずる源流を感じたのは、僕だけではないだろうと思いました。
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2008年09月22日

ようこそ、ご主人様の工房へ! 1巻

 ようこそ、ご主人様の工房へ! 1 (1) (花音コミックス Cita Citaシリーズ)を読ませていただきました。

技術士のジィンと、その奴隷のスタンと、それを取り巻く人々によるBLファンタジーです。

僕としては、ファンタジーはどちらかというとあまり得意ではないんですが、読んでみました。
自分としては、結構好きな物語でした。

それぞれのキャラクターは何らかの秘密を抱えています。
たとえば、奴隷のスタンは自分が魔術を持っているという秘密を持っています。
それを隠しつつ、主人を思慕している奴隷のスタンの健気さが味わい深いです。
また、ジィンも実は奴隷のスタンを慕っているというツンデレさがなんとも良い感じです。

キスをする場面は多いですが、絡みはほとんどありません。
このファンタジーに、絡みという要素は逆に邪魔なのかもしれませんね。

主従関係といえど、決して悪い気分にさせない物語です。
ようこそ、ご主人様の工房へ!は、主従お互いの思いが読者に伝わる、爽快なファンタジーだと思います。
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2008年09月11日

どうせ、恋だから。

 どうせ、恋だから。 (スーパービーボーイコミックス)を読ませていただきました。

このどうせ、恋だから。は、主人公の和とカフェ店主の英菜の物語、そして和の兄である恵とストーカー学野の物語の二つのお話です。

和×英菜の物語は、年下の和が攻めるお話。
というか、年上の英菜がちょっと弱腰な感じのお話と言ったほうがよいかもしれません。
嫉妬や不安など、お互いの相手に対する感情がこと細かく表現されていると思います。

学野×恵の物語は、ちょっとサスペンスチックなお話。
ストーカーの学野が恵に迫る感じが、なんだか興味をそそります。
そして、物語の結末が…実際にどうせ、恋だから。を読んで確かめてください。

このほかにラブ・バズーカという短編が入っています。
看護師の穂積と弟の友達である隼人の物語。
これはこれで、健気さが出ていて、なかなか良いです。

全体としては、春日直加さんのキャラクターの描き方に大人っぽさを感じます。
今まで僕が読んできたBLの中では、大人の男っぽさが出ていると思います。

そして、絡みはなかなか濃厚で激しいです。
絡み重視をご所望の方には良い作品かもしれません。
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2008年09月08日

大嫌い!!でもホントはネ…

 大嫌い!!でもホントはネ… (花音コミックス)を読ませていただきました。

この大嫌い!!でもホントはネ…は、短編集で、それぞれの物語は以下のようになっています。

・大嫌い!!でもホントはネ…水口広太×小橋樹里 樹里という女っぽい名前にコンプレックスを抱く主人公の物語

・ぎゅっとしてもいいですか?…石津武則×白田雪弥 幼馴染の高校生と保育士の物語

・君のカケラ僕で満たすよ…秋山×篠塚(春川) 幼いころの幼馴染との再会の物語

・お世話しちゃいます!…辻内×高城 レストランの後輩・先輩の物語

・ただいまラブ進行中…俊哉×田岡英一 高校の不良とマンガオタクの物語

・従順ワンコの育て方…ヤス×柾治 面倒見のよい先輩と傷だらけの後輩の物語

・おぼえたての恋心…東館×坂下 幼馴染の身長差のある高校生の物語

・おぼえたての恋心(番外編)…おぼえたての恋心の続きです

この大嫌い!!でもホントはネ…の全体的なテーマは、「高校生」「幼馴染」でしょうか。
無難な感じで物語がまとめられているものもあれば、「ただいまラブ進行中」のような、ちょっと面白い関係性の二人を描いたものもあります。

あと、傷を舐めるシーンが多いのも目に付きました。

絡みは、それぞれの物語に一シーンは必ずあり、そこそこの濃厚度があると思うので、それに期待を寄せている人にとっても満足できる内容だと思います。

個人的には「お世話しちゃいます!」「ただいまラブ進行中」が好きです。
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2008年08月21日

ドラマチック・マエストロ

 ドラマチック・マエストロ (ビーボーイコミックス)を読ませていただきました。

ドラマチック・マエストロの本編と、短編として「愛あるしつけが大切です」という作品が入っています。

僕が今まで読んできた作品の中で一番ギャグが盛り込まれている作品だと思いました。
真面目なシーンになるのかな…と読み進めていくと、ギャグで締めくくられていたりします。
一見、コロコロコミックを読んでいるのか?と錯覚するくらい砕けた内容です。
ですから、恋とは?愛とは?などと深く物事を追究する姿勢というものはほとんどなく、笑いで気分を和ませてくれるようなマンガだと思いました。

おそらく、この作品は賛否が分かれるものだと思います。
この作品の波長が合う人は、楽しく読むことができると思いますが、このノリについていけない人も多いと思います。

僕はちょっと苦手かな…。
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2008年08月13日

ホームドラマ

 ホームドラマ (ディアプラスコミックス)を読ませていただきました。

僕が読んだ高井戸あけみさんの作品はこれが2冊目です。
以前に読んだのはプリンスチャーミング(花音コミックス)の1巻
その続きを読む前に、ホームドラマを読んでしまいました。

プリンスチャーミングを読んだ印象は「大人の物語」でしたが、このホームドラマは、「難しい物語」です。

主な登場人物は兄弟4人と家政婦(男)が1人。
そして、その兄弟関係や出生の秘密など、いろいろと錯綜した物語であります。
腰をすえて、ひとつひとつ理解しながら読まないと、おそらくこの物語の面白さをうまく吟味できないのではないでしょうか。
ですから、さらっと軽い気持ちで読むものではなく、ディープにゆっくり味わうように読むべき作品だと思います。

作品の内容全体から受ける印象は、あまりBL的な恋愛模様が描かれていないという点です。
どちらかというと話の展開重視で、男同士の絡みも少しだけ。
一応BLはBLなんでしょうが、もしこの作品が活字だけの小説だとしたら、BLではない一般の書棚に置かれていてもまったく変ではないと思います。

いわば「読ませる」作品ですね。
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2008年08月07日

嫌いじゃないけど

 嫌いじゃないけど (花音コミックス)を読ませていただきました。

この嫌いじゃないけどは、桜賀めいさんのワルイコトシリーズのひとつだそうで、その最新刊を僕は読んでしまいました。
順番からいえば、最初にワルイコトシタイからのシリーズをまず読むべきでしたね。
それを読まず、知らずにいきなり嫌いじゃないけどから読んだので、ちょっとしょんぼりしています。

ですから、この嫌いじゃないけどの序盤にいきなりいろいろな登場人物が当たり前のように出てくるのに面食らい、僕は最初の人物紹介のページでなんとか登場人物を把握しようと必死でした。
とにかく、この嫌いじゃないけどをいきなり読んじゃいけません。

とは言うものの、物語の中身を僕は把握することができ、楽しく読むことができました。
最後に帝×永遠の物語があるのですが、これもなかなか良いです。
東雲×幸村の関係がちょっとギスギスした感があるので、かえって帝×永遠の優しい関係が心地よく思えたのかも知れません。

本編の物語に戻ると、幸村が東雲の行方不明を心配するシーンなんかはちょっと古典的な感じがしますが、こういう焦らしパターンは現実でもよくある話ですよね。
使い古された手かもしれませんが、それでもつい話の展開が気になる自分がいるのは、こういうパターンに自分の期待があるからかもしれません。
水戸黄門も結末は印籠出してめでたしめでたしですが、それはわかっているけれど見てしまう視聴者の感じに似ているかもしれません。
結局、僕はこの嫌いじゃないけどを読み終えて、「そうそう、これこれ!」と思ってしまいました。

僕は良いお客さんなのかもしれませんね。
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2008年07月30日

花色の恋人

 花色の恋人 (ビーボーイコミックス)を読ませていただきました。

花色の恋人 は、6話からなるオムニバス作品。
そのうち、桜・恋・夜は花のいろの続編。

花色の恋人
宇崎優一×新庄みのり
上京した宇崎が故郷に帰り、故郷で農家を営む新城と久しぶりに会う話。

花色の恋人〜堕ちる花
一条英司×雪成
花屋でバラを大量に注文する一条と花屋の店員雪成の話。

花色の恋人〜花のいろ
渡瀬×新堂
製薬会社の営業部に勤める渡瀬と医者の新堂の話。

花色の恋人〜恋日和
吉澤×河原
男子校に通う川原とその上級生の吉澤の話。

花色の恋人〜花ニ想ウ
飯塚景二×持田芳樹
芸術家の飯塚と会社員持田の話。

花色の恋人〜桜・恋・夜
渡瀬×新堂
花のいろの続編。

それぞれ短編読みきりの作品なので、各話ごとに絡みシーンがあります。
少ない時間でさっと読めるので、空いた時間でちょっとつまむ程度に読むのが良いではないかと想います。

僕が気に入ったのは、花のいろ。
別れと出会いの表現が秀逸だと思いました。
この花のいろはもう少し続きが読みたいですね。
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2008年07月24日

プリンスチャーミング1巻

 プリンスチャーミング 1 (1) (花音コミックス)を読ませていただきました。

このプリンスチャーミング1巻は高校の先生と生徒の話ですが、コミカルな部分の少ない大人の物語です。
ソフトタッチな作品を読み続けてきた僕にとっては、とても重い作品に思えました。

単純な1対1の恋愛の悩みだけではなく、その周りにいる人たちの思いや悩みも盛り込まれており、ちょっと複雑な感じのする話でもあります。
おそらくは基本、湯浅×朝比奈という形で話は進むのでしょうが、果たしてこの構図がこの物語の正統なんだろうかと疑問に思う時もあります。
永井×湯浅も加賀見×朝比奈という線もあり、この構図も僕としては捨てきれないものです。
できれば、全部がうまく収まればいいのですが、なかなか難しいもの。

この1巻では、まだまだわだかまりたっぷりの話に終始しゴチャゴチャですが、この後どのようにこのゴチャゴチャな恋愛関係を整えていくのかが見ものだと思います。
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2008年07月23日

カフェラテ・ラプソディ

 カフェラテ・ラプソディ (ビーボーイコミックス)を読ませていただきました。

このカフェラテ・ラプソディの中身はカフェラテ・ラプソディという物語だけで、その他のショートストーリーは入っていません。

そして、このカフェラテ・ラプソディは、まったくと言っていいほどブラックな部分のないお話です。
純情、純愛でありかつほのぼの感もある内容になっています。

また、この主人公の芹さんがとても性格が良くて、読んでいる僕が気後れしてしまいました。
この純粋な性格の芹さんを見ていると、僕の荒んだ性格を洗い流してくれそうな気分にもなりました。
心が洗われました。

作中で、絡みはあることはありますが、生々しいものはありません。
ゴリゴリとした激しい露骨な絡みを期待する人にとっては物足りないかもしれませんが、この物語にそれを期待しちゃいけませんね。

単にBLの作品というだけでなく、自分の心に闇を感じる人に読んでもらいたい作品です。
きっと心が浄化されると思います。
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2008年07月14日

ワガママだけど愛しくて5巻

 ワガママだけど愛しくて 第5巻 (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

ワガママだけど愛しくては、この5巻が、最終巻になります。

ナツの同級生である小野君という恋敵(刺客)が現れ、ナツにちょっかいを出すというところで、4巻は終わりました。
その続きです。
その話が一応終わり、その次の話になるとあまりに急な展開に…。
いったいこの人は誰なんだ〜?…!
僕は驚き、そして頭が混乱しました。
おそらくそれが作者の狙いだと思いますが、まんまと僕は引っかかりました。
その話の最初の方を何度も読み返しましたから。
そして、その話の後、いよいよ「ワガママだけど愛しくて」のラストとなるわけです。
ラストは悪くない感じでうまく収まっていると思いますが、僕的には、もうちょっと続けてほしかったなぁ・・続けることができたのでは?と思いました。
ただ、物語の良い落としどころというのを見つけるのは難しいと思うので、このラストの持ってき方が一番妥当なのかもしれません。
全体として、満足のいく、心温まる作品だと僕は思います。

あと、5巻には、「きみといる約束」という短編も入っています。
「ワガママだけど愛しくて」のラストの影に隠れているような感じがするこの短編は、実は時代モノの秀逸な作品だと僕は思いました。
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2008年07月10日

ワガママだけど愛しくて4巻

 ワガママだけど愛しくて 4 (4) (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

このワガママだけど愛しくて4巻は、全編が「ワガママだけど愛しくて」です。

その話の前半は、3巻で少し匂わせていた問題の続き、秋吉一史・征二兄弟の話です。
内容はちょっとシリアスですね。
今までの話の流れがほのぼのしていたので、そのシリアスさが際立っているような気がします。
けれど、そこは「ワガママだけど愛しくて」という物語の基本的な柔らかさは崩さず、最後は良い気分にさせてくれました。

その後、ナツと秀の話に戻ります。
ほんわかとした乗りで話は進みますが、また途中から問題発生、新たなる刺客が出てきます。

この二人の恋愛はうまくいっているようなのですが、どうしても多難で、ゴタゴタ続きですね。
悩み、嫉妬し、そしてまた悩むという苦悩の物語です。
恋愛に悩みはつきものですが、そこまで考え込まなくても…とも思ってしまいます。
そう思いつつも、恋愛の中ではナツや秀が思うような悩みは普通にあって、その悩みに同情する自分も現にいます。
物語中で、自分の悩みが代弁されているような気分にもなります。

苦悩や邪魔モノが出てきて悪路を進む物語ではあるものの、やはり話の底流はソフトタッチで楽しさを含んだすがすがしいものだと思います。
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2008年07月04日

ワガママだけど愛しくて3巻

 ワガママだけど愛しくて (3) (あすかコミックCL-DX)を読ませていただきました。

ワガママだけど愛しくて3巻は、ほぼ本編で、最後に「ふたり遊戯」という短編があります。

本編の「ワガママだけど愛しくて」は、相変わらずやきもち焼きの話ですね。

ナツと秀の間を割る新たなる刺客(?)である秋吉の兄の一史が登場。
一史はなかなかの曲者なんですが、話が進むにつれて刺客という立場ではないような気がしてきます。
一史だけでなく、弟の征二のことも読者にとっては気になる感じで話は終わってしまいますが、おそらくこの続きはあると思われます。
というか、続きがないとおそらく読者は怒るのでは?

また、やきもち焼きだけでなく、ナツと秀のお互いがお互いを思いやって、それぞれ自分を高めようという思いを持っているのがとても健気に思えてきます。

今回の話の中での注目のひとつは、中国風のコスプレです。
3巻の表紙を参照)
この前の、学園祭におけるナツの女装もありましたが、キャラにいろいろな扮装をさせるのも面白い試みだと思います。
作者の樹要さんはの好みが伺えます。
(巻末の樹要さんのコラム参照)
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2008年06月27日

ワガママだけど愛しくて2巻

 ワガママだけど愛しくて (2) (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

ワガママだけど愛しくて2巻は、本編が8割と、「エチュード」「プレリュード」という別の話が2割という構成です。

「ワガママだけど愛しくて」は、高見奈津(ナツ)×安達秀治(秀)の幼馴染同士の恋物語です。
この2巻は、「やきもち」がテーマの話が多いですね。
ナツは秀にやきもちを焼き、秀はナツにやきもちを焼く…。
また、ナツのいとこのハルという小学生(かな?)が秀にやきもちを焼いたり、とにかくやきもちの連鎖のような展開です。
しかし、そのやきもちがかわいらしく思えました。
基本、ナツと秀の恋路の話なんですが、ハルや秀の弟の侑のこともちょっと気になります。
脇役ながら、今後どうなるのか気になるところです。

「エチュード」「プレリュード」は、大学生伊吹とピアノの家庭教師初音のお話。
「ワガママだけど愛しくて」を読んでからこの話を読むと、ものすごく大人の話に思えます。
このギャップも面白かったりします。
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2008年06月25日

ワガママだけど愛しくて

 ワガママだけど愛しくて (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

おおまかに4つの作品から構成されています。

・ワガママだけど愛しくて(3話)
・ちゃんと伝えて
・あの日の涙、その行方。
・ノイズ・ノスタルジア

「ワガママだけど愛しくて」は、この本の題名だということもあり、メインのお話です。
ナツ×秀治の物語。
隣人同士の高校生二人のほのぼのとした恋物語。
途中、秀治の弟など邪魔が入りますが、大荒れの展開になることはありません。
この後、2巻3巻…と「ワガママだけど愛しくて」は続きます。

「ちゃんと伝えて」は、深津志月×鳥海夕紀。
アーティストである深津とPV制作をする鳥海のお話。

「あの日の涙、その行方。」は、高校の同級生である東×海埜のお話。
初恋の甘酸っぱい話です。

「ノイズ・ノスタルジア」は、高校の陸上部の顧問宮迫と生徒の時生の話。
この話は「あれ?この二人が絡むの?」と、絡む二人が、僕の予想に反しました。

このワガママだけど愛しくて全体としては、絡みがソフトタッチです。
露骨な性描写はありません。
この一冊のほぼすべてが、とてもほのぼのとした内容です。
激しいものを求める人には物足りない内容かもしれません。
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2008年06月24日

純情ロマンチカ10巻

 純情ロマンチカ 第10巻 (あすかコミックスCL-DX)を読ませていただきました。

純情ロマンチカ10巻の構成は、9割がたロマンチカで、エゴイストが1割弱といったところでしょうか。
ほぼロマンチカだけの巻ですね。

ロマンチカは、相変わらずウサギ家の人々がウサギさんと美咲の中に割って入る構図です。
ウサギ父とウサギ兄が美咲を追いかける意図がまだよくわかりません。

そして、美咲にとって敵なのか味方なのかわからない存在でもあります。
特に、ウサギ父の呪いのコトバとも言うべき一言一言が、なんだか美咲を痛めつけているような気がして、とても嫌な感じです。
まぁ、そのような邪魔を振り払うウサギさんと悩み耐える美咲の二人の姿がまた良いところでもありますが。
それにしても、いろいろと邪魔の多い恋路であります。

エゴイストは、ほのぼのとした書き下ろしのお話です。
相変わらず弘樹のツンデレっぷりがたっぷりな感じで、とても可愛いく描かれていると思います。
短いながらも、胸がキュンとする話なので、オススメです。

おまけとして、10巻の終わりにアニメの純情ロマンチカの紹介が少し載っています。
posted by crkhn136 at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | BLマンガ・レビュー